2014年4月20日日曜日

湯河原の秘瀑、柱状節理の滝 新崎川左俣・中尾沢遡行


2013年6月18日。
新崎川左股、中尾沢の遡行記録です。
昨年(2013年)、最初の沢登りの場所として足慣らしにちょうどいい軽めの沢を探してました。そのときネットをいろいろ見てみると気になる滝がありました。それが中尾沢の柱状節理の滝です。

中尾沢の柱状節理の滝。

新崎川左股、中尾沢は温泉町で有名な湯河原にあります。
湯河原と言えば幕岩、クライミング。仲間に湯河原に行ってきたと言うと、どこ登った?と聞かれます。誰も沢登りをしてきたなんて思いません。私も正直、沢登りするところなんてあるとは思いませんでした。しかも入渓場所が幕岩付近からです。クライミングで楽しんだ翌日は沢登りでもどう?なんてことも可能です。まぁ、それはいいとして。
今回は遡行終了地点である土肥大杉跡に車を1台デポし、入渓地点の白銀橋へ続く白銀林道入口に車をとめて歩きました。あまり遡行記録もないのですが、おおまかな概略図はこんな感じです。
本当にざっくりとした概略図。

白銀林道を1時間ほど歩くと、入渓地点である白銀橋に到着します。どうやって河床に下りるのかわかりづらかったのですが、橋の右岸下流側をよく見ると踏み跡がありました。それをたどって新崎川に下りていきます。
踏み跡をたどり下りていく。

今回は気楽に滝めぐりという感じの沢登りなので、渓流釣りをしながらノンビリいくことにします。入渓するとすぐに新崎川右股との分岐です。そこで竿を出しました。やがて沢も狭まりゴルジュになります。枝沢が左方向から入ってきて滝になっています。そこに小さな釜がありました。釣れそうなポイントです。
ゴルジュになる。

正直、あまり期待してなかったのですが、このポイントで2匹立て続けに釣れました。ビックリです。しかもイワナ。ヤマメの沢だと思っていたのですがイワナです。あまり美しい個体ではないですが。
20cmオーバーのイワナ。

調子が良くて有頂天!!

釣れると思っていなかったので、もう大満足!!ここで納竿です。
ゴルジュ出口には5mぐらいの滝がありました。今回の遡行で難所と言えばここぐらいです。難所というほどでもないのですが…
ゴルジュ出口の滝。

ゴルジュ出口の滝は右岸側を登りました。それなりの高度感がありますが、それほど難しくはありません。しばらく遡行を続けるとやがて現れるのが、なかなか綺麗なナメ滝。
立派なナメ滝。

このナメ滝は左岸側に怪しいロープがぶら下がっていたのでそちらのほうから登りました。
その後はたいした見せ場もないままどんどん進みます。やがて中尾沢が右側から流れ込んできます。高度を上げながら中尾沢を遡行します。途中で登山道が横切ります。やがて右側に立派な滝が現れます。そしてさらに上流にも大きな滝が見えます。柱状節理の滝は奥に見える滝の右側から手前の滝の上に巻いて出るような感じで登っていくと着きます。

立派な滝。この滝の上流に柱状節理の滝があります。

奥にも立派な滝があります。ここの右側を登っていきます。

巻き道は踏み跡がしっかりついていました。ロープもフィックスされていたので地元の人がけっこう入っているように見えます。奥の滝から巻き道を右へ右へと登り、沢の上に出て左へ(上流)に進めばすぐにそれとわかる立派な滝が現れます。
大迫力!!

いやぁ~、本当に素晴らしい。街に近い里山の奥まったところに、こんな素晴らしい滝がひっそりと存在するなんて、猛烈に感動です。まさに秘瀑と呼ぶにふさわしい滝です。
実際に見てもらわないとこの感動はなかなか伝わらないですが、本当に素晴らしい滝でした。
帰りは中尾沢を横切る登山道から土肥杉跡へと歩いて行きました。今思えば、滝見物なのでわざわざ車を1台デポせずに、登山道を白銀林道のほうへ下りていけばよかったかな?とも思います。
まぁそれでもイワナも釣れたし、素晴らしい滝も見物できたし、短い沢登りだったけど大満足の遡行でした。
そのときの様子を動画にまとめました。よかったら見てください。

おわり
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