2013年1月30日水曜日

雪崩ビーコンの比較


雪崩ビーコン比較 Avalanche Beacon Search 

ビーコンの性能テストを行いました。
使用したビーコンは以下の3つ。
左からORTOVOX 3+、bca TRACKER DTS、PIEPS FREERIDE

それぞれの特徴を簡単にまとめると
1.ORTOVOX 3+(オルトボックス3+)
 アンテナ数:3本デジタルアナログ併用
 重量:200g

2.bca TRACKER DTS(トラッカーDTS)
 アンテナ数:2本、デジタル
 重量:298g

3.PIEPS FREERIDE(ピープス フリーライド)
 アンテナ数:1本、デジタル
 重量:110g


性能テストは50m離れた位置に、二つのビーコンを50cmの深さに埋めて残った一つのビーコンで捜索しました。埋めた二つのビーコンは5m離しました
捜索者はこの日初めてビーコンを使用する初心者です。

全て違うメーカーなので、機種によって違いが出るのは当然だと思うのですが、それよりもアンテナの本数の違いがどういうふうに表れるのか興味ありました。性能として最も優れているのは3本アンテナのオルトボックスなのは当然ですが、果たしてそのまま結果に出るのでしょうか?
ということでテストした結果です。動画でその時の様子もまとめてあります。


1.ORTOVOX 3+でTRACKER DTSとPIEPS FREERIDEを捜索
 ・埋没地点まで約40m付近からビーコン反応。
 ・53秒でまずTRACKER DTSを発見。
 ・2分でPIEPS FREERIDEを発見。

2.bca TRACKER DTSでORTOVOX 3+とPIEPS FREERIDEを捜索
 ・埋没地点まで約20m付近からビーコン反応。
 ・2分3秒でまずORTOVOX 3+を発見。
 ・3分6秒でPIEPS FREERIDEを発見。

2.PIEPS FREERIDEORTOVOX 3+とTRACKER DTSを捜索
 ・埋没地点まで約10m付近からビーコン反応。
 ・1分8秒でまずTRACKER DTSを発見。
 ・3分2秒でORTOVOX 3+を発見。

テスト結果からそれぞれの機種の感想を書きます。

オルトボックス3+は他の3本アンテナだけあって、捜索はスムーズに誘導してくれる。当然発見も早い。受信アンテナがデジタル・アナログの併用なので受信範囲もずば抜けて広かった。(アナログアンテナは受信感度が高いのでデジタルより遠くを感知できる)。ただし捜索される場合には他とあまり変わらないように感じた。スマートアンテナテクノロジーという捜索されやすい角度にアンテナを送信するという機能がどれだけのものなのかこのテストではわからなかった。より条件を厳しくすれば結果は変わるかもしれない。

bcaトラッカーDTSはデジタルアンテナのみなのでやはり受信範囲が狭い。約20mと予想以上に小さい値だった。もはやトリプルアンテナでデジタル・アナログ併用というのが標準になってきているので時代遅れの感もある。捜索もだいぶ迷っている感じがした。特に二つのビーコンを捜索するときに安定しなかった。残り1つを捜索するときは問題なくスムーズに発見できた。スペシャルモードを使用していないので何とも言えないが、使い方を練習すれば不利な部分もある程度カバーできるかもしれない。何事も練習次第ということか。

ピープス フリーライドは“ないよりまし”ぐらいに思えばいいのかもしれない。1本アンテナなので受信範囲も当然狭い。また発見される順番も一番遅かったので、やはりこのへんが性能の差として表れるのだろう。


今回のビーコン性能テストでは、結局、アンテナの性能がそのまま結果に表れた感じがしました。だけど今回使用した2~4万円の低価格帯の機種は練習次第では、性能差をある程度まではカバーできるような気がします。練習あるのみですね。
ただ最も普及していると言われているトラッカーDTSは、もう時代遅れのような感じがします。やはり購入するなら3本アンテナでデジタル・アナログ併用の機種を迷わず購入したほうが良いでしょう。

おわり

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ちなみに今回オルトボックスの3+を初めて使ってみたけど、これ、マジでいいよ!オシャレだし使いやすい。





2013年1月26日土曜日

ユニフレーム ダッチオーブン 6インチ スーパーディープ


ユニフレーム ダッチオーブン 6インチ スーパーディープ

ユニフレームの6インチダッチオーブンを購入しました。
ミニサイズなので気軽に使えるかなぁと思いまして。
ロッジからも6インチのダッチが発売されていますが、足がついていてIHでは使えないのでユニフレームのものにしました。

ユニフレームのダッチオーブンは初めて購入するのですが、最初から底網がついていてお得ですね。しかもクッキングレシピまで付録でついているので、うれしい限りです。
ちなみこのクッキングレシピには、シーズニングのやり方からメンテナンスの方法まで詳しく載っています。

さて肝心のダッチオーブン本体ですが、普通のダッチオーブンと違い鉄鋳物製ではありません。ユニフレームのダッチオーブンは黒皮鉄板製です。簡単に説明すると鉄板を変形させて作ったと言ったらいいでしょうか。黒皮鉄板製のダッチオーブンは鉄鋳物製に比べ、熱破壊や衝撃に強く、また錆びにくいという特徴があります。しかもシーズニングが簡単です。ガスコンロで表面のクリアラッカーを焼き切ったら、くず野菜を炒めてOK!です。洗剤で洗うこともできます。
でもこれって、ダッチオーブンのメンドクサイところを全てなくしたような製品ですよね。

今回購入した、6インチのダッチは鉄の厚さが3.2mmです。ユニフレームの他のサイズは4.5mm厚なのでちょっと薄いですね。この大きさなので、あまり厚いと鍋そのものの容量が少なくなってしまうのでちょうどいいのかもしれません。
ということで、さっそく使ってみたのですが、なかなかいいですね!!
パンもふっくら焼きあがりました。
黒皮鉄板は熱伝導性が良すぎて、気をつけないと焦げすぎてしまいますがうまくいきました。
ちなみにこれは薪ストーブの中で焼きました。ほとんど火が残っていない超弱火にして焼くときれいに焼けます。

6インチのダッチオーブンを使った料理で、子供ウケが一番良かったのがチョコレートフォンデュですね。

子どもたちも大喜びです。
トランギアのアルコールストーブの相性も良くて、チーズフォンデュなんかもお勧めです。
まだやったことはないですけどアルコールストーブで温めながら串揚げなんてのもいいかもしれませんね。

6インチのダッチオーブンは、本格的なダッチオーブン料理はなかなか難しいですが、いろいろと使い勝手が良くてとても楽しめます。動画にまとめたのでよかったら見てください。


ユニフレーム ダッチオーブン 6インチ スーパーディープ

それにしても黒皮鉄板製のダッチオーブンはメンテナンスが楽だなぁ。
大きいサイズをまた買おうかなぁ・・・



おわり

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